巽ヒロヲさん@羊頭狗肉のお勧め作品。
綾香は焦っていた。
うっかり用を足さずに登校してきたために、学校に着いたときにはもう限界に達していたのだ。
学校に飛び込むと、綾香は下駄箱で上履きを履くのもそこそこに、一番近い女子トイレに走り込んで、手前のドアを開けた。
もう、これで、我慢をといて用を足すことができる…。
そう思っていた。
しかし、綾香がそこで見たのは、赤黒いチンポを出してオナニーをしている童顔の男子生徒だった。
男子生徒も慌てた顔をした。が、彼は興奮したらしく、そのとき見られたことがきっかけで、ペニスから、うっ、とばかりに精液を打ち出してきた。
それは、そのまま綾香の顔にふりかかる。
あまりにも想像を超えた出来事のせいで、綾香もつい我慢している力を抜いてしまう。
綾香のパンツから、黄色い小水がトイレの床にしゃばしゃばと掛かっていった。
気まずい沈黙がトイレ内を包んだ。
かたや、学生ズボンからチンポを出したまま綾香を見ている男子生徒。
かたや、スカートの下に水溜りを作ったまま男子生徒を見ている綾香。
叫んで人を呼ぶわけにもいかない。そうすれば、自分のお漏らしまでヒトサマにご披露してしまう。
いや、人に見られるという点では、ほうっておいてもトイレに人は来る。今は登校時間だ。こんな状況のまま誰かがここにきたら、一巻の終わりである。
ああ、そんなことを考えているうち、誰かがこちらに近づいてくる音がしてきた。しかも、話し声からすると女子のようだ。トイレに入ってくるかもしれない。
こんな場面を人に見られたら終わりだわ。綾香はとっさに女子トイレの個室の扉を閉め、鍵をかけた。
しかしそうすると、チンポを出したままの男子生徒と綾香はトイレの個室にに二人きりだ。
とはいえ、綾香の選択は、間違ってはいなかった。近づいてきた女子生徒たちは、綾香の思惑通りこの女子トイレに入ってきたのである。
「あれ〜、なんかここから水溜りになってるよ? 水道漏れかな?」
「違うんじゃない? …そこ、鍵かかってるよ」
「あ〜、そっか〜、失礼しました〜」
これって、…おしっこしようとして、狙いが外れたみたいに思われてるのよね…、トホホ…。…結局、鍵をかけていても恥ずかしい思いはしたようだ。だが、チンポ丸出しの男子といるところを見られるという人生破滅クラスの危機は逃れられたようだ。
女子たちは数分間かけて用を足していくと、また立ち去っていった。
ようやく声を出せるようになった綾香は、未だに髪に精液がついているのに眉をひそめ、トイレットペーパーを出して髪についた精液を拭きながら、小さな声で男子生徒に詰め寄った。
(こんなトコで、なにやってんのよ!)
(はあ…スミマセン)
(ていうか、ソレ、しまいなさいよ、ヘンタイ!)
ヘンタイ男子生徒と、綾香の押し問答が始まった。
(アンタのせいで、お漏らしはするは、ザーメンは引っ掛けられるわ、サイアクよ)
(ええ…わかってます)
プリプリ怒る(当たり前だが)綾香に対し、男子生徒はショボーン、という感じだ。男子生徒の股間をこっそりみると、そこも少しうなだれている。ちょっとかわいい、などと思ったのは内緒だ。
(アンタ、もしかしてヘンタイなの? わざわざ女子トイレでセンズリしにきたわけ?)
(あ、いや、その…ここでやってて、誰か来たときにバレそうになるスリルを味わうっていうか…)
一方的に自分が悪いという自覚はあるのか、男子生徒は縮こまってボソボソと喋っている。聞き取り辛いったらない。
(だからって、鍵くらいかけなさいよね!)
(い、いつもは鍵をかけるんだけど、今日は忘れてて)
(…わ、忘れるほど女子トイレでやったことあるのお…)
綾香はクラクラ、と眩暈を起こしそうだった。こんなヤツが、ウチの学校のトイレにはびこっていたとは。
(ま、まあ…たまにですよ、週に2、3回。こんな朝早くとか、放課後遅くです)
(そんだけしてれば充分よ…。と、とにかく、さっさと出てってよ。今なら誰も外にいないみたいだし、わたし…その…脱がないといけないし)
さすがにお漏らししたパンツを履き続けるのは嫌だった。
(そ、そうですよね…。と、と、ところで、そ、相談なんですが…。)
おかしな男子生徒は、狭い個室で綾香に突然ガバッと土下座した。
(お願いです! あなた、ボクの理想です! ボクの童貞、もらってください!)
綾香の目がおもわず点になった。
(ア、アンタなにふざけたこと言ってんの…?)
綾香は驚くよりも呆れてしまった。
(ボク、ずっと…夢だったんです。その…こんなことがクセになっちゃって、それで、バレた人に童貞を奪ってもらうっていうのが! あなたみたいな顔が綺麗で髪がサラサラで、スタイルのいい女子に、っていうのが理想だったんです。あ…音楽の先生の河本先生みたいなお色気ムンムン路線も捨てがたかったんですけど…。でも、やっぱり、同世代ですよね! お願いです! もらってください!)
男子生徒は、再びガバッという感じでトイレの床に頭をこすり付けた。凄い内容の頼みだが、それでここまでストレートな頼み方をするかな…。よくまあ恥ずかしげもなく、トイレに土下座までしてこんなの頼むなあ…。そんなに憧れてたんだあ…。ヘンタイもここまでくると大したもんね。綾香は妙に感心してしまった。
綾香も処女ではない。彼氏の家で、半年前に経験済みだ。以来、週に何度か体の関係を持って、ようやく快感を覚え始めたところである。彼氏の愛撫よりは自分でやるオナニーの方が気持ちいいのは確かだし、まだエクスタシーを感じたこともないけど…。
でも、やりだしてから胸も大きくなったし、スタイルもよくなったこともあって、セックスへの興味もまんざらではない。
しかし…彼氏以外のオトコと、こんなところで事に及ぶというのは綾香の許容範囲を超えている。
(ダメよ、ダメ。とっとと出てってヘンタイ)
(そ、そんなあ…)
(ちょ、ちょっと!)
あろうことかヘンタイ男子は、綾香の脚にすりより、脚から抱きついてきた。当然、綾香は動けなくなる。
(お願いします! 一度でいいんです! 童貞貰ってくれるだけでいいんですよ、頼みます〜)
(わ、な、泣かないでよ!)
ヘンタイ男子は今度は泣き始めている。こんなところで泣かれたら、さすがに誰かが騒ぎを聞きつけて、こんなところに二人でいるのがバレるかもしれない。
(お願いです、お願いです…ホントに一度でいいんです、あなたみたいな綺麗な人に、奪ってほしいんですよ〜)
いよいよ男子のすすり泣きの声は大きくなり始めている。…ああ、こんなところでバレるよりは、処女でもないんだし、ヤラせてあげたほうがいいのかもしれない…。天を仰いで、綾香は諦めの気持ちに入った。
(…いいわよ。一度だけよ)
(! …いいんですか!)
(そのかわり、ヤルときには音を立てないで、あと、絶対に今後わたしの周りをうろちょろしないで、誰かにこのこと言ったりしないで。この3つね)
(もちろんです! ゼッタイ、迷惑はかけません)
だったら、迷惑をかけずに今すぐトイレから出て行ってくれ、と思ったが、もうこのヘンタイには何を言っても無駄だろう。ヤラせるまで、泣いて頼んでくるに違いない。綾香はもう完全に諦めた。
やるんなら、手っ取り早く済ませよう。綾香は自分のパンツを苦労して脚から抜くと、便器の上で絞って(ちょろちょろ、と小水が零れ落ちた)、スカートのポケットに入れた。そして、自分の指で、自分のオマンコをいじった。勝手知ったる自分の性感帯、すぐにオマンコは濡れてきた。
(ああ…みてると興奮します)
(あ…そう? さ、もう準備できてるでしょ。さっさとやりましょ)
セリフの棒読みのようなぶっきらぼうさで綾香はそう言い、スカートを捲り上げた。
(はあ…ここが、女性の秘密の場所なんですね…スゴイです…)
(あー…感動はいいから、早く入れて早く出して、さっさと終わってね)
情事の際の会話とは思えないような事務的で露骨な会話だが、なにやら今のふたりにはぴったりのチグハグさだ。しかし、ヘンタイ男子は童貞だけあって、綾香の入り口でなにやら苦労していた。
(…あれ、…んーと、…………スミマセン、入らないんですけど)
さすがに童貞。やっぱり、教えられないと綾香の挿入口がわからないらしい。臆面もなく、期待の眼差しで、男子生徒は綾香の指導を待っている。
ああ、なんでこんなこと…と思いながら、綾香は指で自分を広げ、男子生徒のチンポを握って場所を教えた。くい、とチンポが入った。
(あふ…)
さすがに挿入の衝撃で、綾香は喘ぎ声を出した。
(はあ…これがオマンコの中ですか…ヌルヌルです、それに、あなたの体があったかいし、胸がプニプニです。それにいい香りがします)
(…ちょっと…恥ずかしいことばっかり言わないでくれる?)
率直すぎる男子生徒の物言いに、おもわず綾香は抗議したが、実はチョッピリ嬉しかった。というのも、そういうホメ言葉を自分の彼氏からは聞いたことがないので…。
男子生徒は、立ったまま綾香の腰を持ち、自分の腰をくねらせてピストンをした。気持ちよくなることに関しては、なかなか器用に腰が動くらしい。
しかし、そんな動きでは体が壁に当たってコツ、コツ、とトイレ内に物音がする。綾香は物音があまりしないよう、男子生徒の首っ玉に腕を回して密着しなければならなかった。
(はあ…あなたのここ、天国みたいです…)
うっとりしている男子生徒。そんな嬉しそうな男子生徒を見ると、綾香もまんざらではなかった。
そうして二人だけの世界を徐々に作りつつあったのだが、ここはトイレ。
また、朝早くからやってきた女子生徒がトイレに飛び込んできた。
うーもれるもれる、などという声が聴こえてきて、綾香と男子生徒は思わず動きを止めた。
そのまま止まっていると、女子生徒はよほど慌てていたのか、空いている一番手前のトイレ…つまり、綾香たちの隣のトイレに滑り込んだ。
一気に綾香たちに緊張が走る。いま、ちょっとでも動いたら…隣にバレてしまう!
隣の女子生徒は、フウウ、と安堵の息を漏らして、パンツを下ろし、スカートをまくっているらしかった。やがて、小水の音を消すためか、ジャーという水音がした。それが終わると、トイレットペーパーを出してふく音、それを便器に落とす音、さらに落とした紙を流すためにもう一度水を流す音がした。
そうした隣の様子は、音だけで克明に分かった。綾香も男子生徒も、身じろぎもしない。だが、綾香は、他人の秘密をじっくりと聴く機会を得て、チョッピリ好奇心が満たされたような思いだった。こんなことをいうと、このヘンタイの仲間入りなので、もちろん黙っておいたが。
そうして、彼女は再び安堵のため息をつきながらパンツを履きなおして鍵を開けた。ボン、と扉が開く。やがて彼女はカランコロンとスリッパを鳴らし、入り口の洗面所で手を洗い、トイレを出て行った。
そういう音がするたび、だんだん綾香もバレるかバレないかのスリルというのを感じて密かに興奮し、きゅ、きゅ、と膣を締め、じゅ、じゅ、と愛液を漏らした。
男子生徒のチンポも、同じように、ぴくり、ぴくり、とした。
この男子がトイレでセンズリしてるのは、こういうことなのね。綾香は少しだけ、この男子生徒の気持ちが理解できた。…もちろん、そういう行為を許す気にはならなかったが。
女子生徒が出て行った後、男子生徒は突然綾香を乱暴に壁におしつけ、激しいピストンを始めた。
「ちょ、ちょっと何するの!」
そう言いながらも、綾香もさっきまでの動けない時間で興奮していて快感を抑えきれない。
「も、もう我慢できません、…一気に、出させてください」
「ちょ、ちょっとお…音、立てすぎ、そ、それに、なかは…」
「ああああ! い、いきます! イク!!」
「え! あ! そ、そんな、あはーん!」
ガツン、ガツン、と鳴っていたトイレの壁が、バンッ!と男子生徒の最後の腰で大きな音を立てた。同時に、綾香の胎内に、精液があふれた。
男子生徒はひときわ強く綾香を壁に押し付け、綾香は胸がつぶれるほどの圧迫を受けた。
男子は、恍惚とした表情で最後を迎えていた。
一方の綾香は、ここまで乱暴にされたにもかかわらず、異様な状況が続いた後で、生まれて初めて精液を膣内に受け、危険すぎる状況で快感を貪り続けた影響でこれまでにない深いエクスタシーを感じてしまった。
射精はまだびゅる、びゅる、と続いている。そのたび、ビクリビクリとチンポが動いて、綾香に更なる精液と快感をもたらすのだった。
全てが終わっても、誰かがこちらに来る気配はない。どうやら、ばれなかったようだった。
綾香はそのままズルズルとトイレの床に座り込み、男子生徒も一緒に崩れてしまった。
綾香は荒い息のまま、トイレットペーパーをとってオマンコにあて、中から出てくる精液と自身の愛液をふき取っていく。
男子生徒もややあって、自分のためにトイレットペーパーをとり、チンポをふいた。
(ありがとうございました! 最高でした!)
(あ…そう。どうもいたしまして…。これで満足したら、もうわたしに関わってこないでよ。女子トイレにもこないでね)
(はい! わかってます! 今度からは、迷惑が掛からない場所でやります!)
(…そういう問題じゃないんだけどね。…ところで、アンタ、誰なの?)
(はい! ボク、1年3組の小林雄太といいます!)
やがて綾香は身だしなみを整えると、先にトイレを後にした。とにかく、さっさと男子生徒から離れたかったのである。…まあまあ上手かったが、ヘンタイで迷惑なことには変わりない。おまけに中出しまでされたし。名前と学年、組はしっかり聞いたけど、役に立つかどうか。
そんな綾香の悩みはよそに、最後まで小林雄太は脳天気に「ありがとうございましたー!」といって、綾香をトイレから送り出したのである。
中出しされたことで妊娠の危険があったが、幸いにも、綾香の生理は無事に訪れた。
小林雄太とは出くわすこともなく、綾香は無事に彼氏とラブラブな生活をエンジョイしている…つもりなのだが、じつはあのトイレでの出来事ほどの快感を得られていない。
いいのよ、あれは事故なんだし。そう思うのだが、あのときの深い快感は忘れられない。やっぱり、オナニーよりも下手っぴで、しかもヤリたがるだけヤリたがる彼氏なんて、別れたほうがいいのかしら…??
どうしたものか、と思って悩んでいる。
綾香は久しぶりに気晴らしをしようとして、こっそり屋上に上がった。
すると、なにやら物音がする。ベンチの影からのようだった。コッソリのぞいて近づいてみると、なんと例の小林雄太がオナニーをしているではないか。
小林雄太も綾香を認めたとたん、びっくりしてしまったようだ。トイレで出会ったと同じように、それで射精してしまった。幸い、綾香は雄太の後ろから近づいたので、今度は精液を浴びずにすんだ。
「…アンタ、今度はこんなところでヤッてたの?」
「ハイ、だれにも迷惑が掛からないようにと思いまして…」
「ハア…アンタ…迷惑は掛からないかもしれないけど、バレたらやばいんじゃない? …んっとにしょうがないわね」
やれやれ、と綾香は首を振って、小林雄太から離れ、屋上を立ち去った。
しかし、後から後から何か残念な気持ちがしてくる。
…今度、コンドームをもって、屋上に上がってみようか。そんなエッチな考えが、綾香の中に浮かんでくるのだった。
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