図書室の奥はいつも人がいない。
わざわざ図書室で勉強しなくても塾の自習室でやれる。それに、好き好んで薄暗い場所に行く必要もない。奥の方の、一生読むこともない本に近づく必要もない。
つい最近まで、そう思っていた。
今の俺は、図書室通いだ。
理由は、好きな子が図書室に通っているからだ。誰もやってこず、司書の目も届かないような奥の方で、彼女はいつも本を読んでいる。そこで、ただ聞こえるのは、とてもかすかな運動部の喧騒と吹奏楽部の練習の音だけだ。
放課後が終わると彼女は真っ先にここへ着て座る。そして、本を読み始める。やがて日が傾き、窓からの光で彼女の眼鏡とポニーテールが金色に染まり始める。それでも、彼女は本を読む。
そして、この学校のいいかげんな司書が、彼女に戸締りを頼んで出て行ってしまうまで、彼女は本を読む。
・・・ここからなのだ。
彼女は図書室に誰もいなくなったことを確認してから、別の本を取り出す。そして、左手に本を持ち、右手をパンティーの中に潜ませる。遠慮がちに、声を喘がせ、彼女はやがて机の上に突っ伏してしまう。それでも彼女の目は本の字面を追い、右手は激しく彼女自身を慰める。
そして耐え切れなくなると彼女は本をそっと置き、パンツを脱ぐ。左手を胸に、右手に青いバイブレーターを持って、思い切りオマンコに挿し、スイッチを入れる。そして激しくピストンさせる。白濁した愛液が、椅子を伝って床までこぼれていく。
そして、ピストンが長く続いた後、彼女の口から小さな叫びが漏れる。その後は後始末だ。バイブのスイッチはオフにされて、彼女は恥ずかしそうに股をふく。
・・・俺はそのときに先に図書室を抜け出す。彼女より先に、しかも気づかれないように図書室を出なければならないからだ。きっと彼女は俺の出て行った後、服をなおし、後始末をしてから、戸締りをして出てくるのだろう。
彼女・・・河本静は、名前の通りの物静かな印象の女子だ。
勉強の成績は抜群にいい。運動は、中くらいだった。
あまり喋らない方で、学校の中でも目立たない。眼鏡をかけているせいで、彼女の顔は美人だとは思われていない。ただ、胸が大きくて、そのせいか男子の中では彼女が好きだという奴も多いようだった。
俺が彼女を好きになったのは、半月ほど前にちょっとしたことがあったからだ。
河本が、英語の時間の後消しゴムを拾おうとした。そのとき、河本が誰かに押されて、倒れそうになった。そこで、俺に身体を預けるようにもたれかかってきたのだ。河本は『済みません』と赤い顔で謝ってきた。
それ以来、河本の事を考えるとドキドキしてくる。河本の顔を見ると恥ずかしいのに、でもちょっとでも河本を見たくなる。
そうして、図書室まで彼女を追いかけてきて、偶然この秘密を知ってしまった。それ以来、彼女が密かに自分を慰めているときに、俺も一緒にオナニーをしている。
あるときは、小さな物音を立ててしまって彼女に気づかれたのかと思ったときもある。またあるときは、図書室を出て行くのが遅れてあわてて精液を出したティッシュをしまい忘れたこともある。
それでも河本はずっと、誰もいない図書室で秘密の行為を行っている。近頃では河本の秘め事も激しくなって、机の上に寝そべって、バイブをピストンさせ、大きな声をあげている。暗くなり始めた図書室に、捲り上げたスカートから伸びる河本の白い脚。そして、その付け根にある、黒い茂み。イッた瞬間、彼女は必ず俺が隠れている方の棚を見る。
俺はその淫らな顔をみて、ティッシュの中に欲望を吐き出してきた。
今日もまた、河本は定席にすわり、読書をしている。俺も、それまでは適当に本を読むことにしている。
最近では、河本の影響からか、少しずつ本の面白さが分かってきている。といっても、俺の読むのは推理小説だけだ。それも、シャーロック・ホームズのシリーズだけ。それでも、これが面白いと思えるようになったのは河本のおかげだった。
そして不真面目な司書が河本に鍵を託し、退出する。この司書もたしか、噂だと3年生の体育教師と不倫しているという話だった。だとすると、これからお楽しみ、なのかもしれない。
そして、司書が出て行った後に、いつものように河本の秘め事が始まる。
いつものように、河本は別の本を取り出し・・・。
しかし、今日は本を取り出さなかった。
代わりに彼女は、セーラー服を脱ぎ、スカートを脱ぎ、下着を剥いだ。靴下と上履以外は全裸になってしまったのだ。
初めて見る、河本の裸・・・。俺は、はやくもチンポをカチカチにした。・・・今あるポケットティッシュで、足りるだろうか? そんな心配をしながら。
河本は初めから机の上に座り、両手で胸を揉んだ。乳輪が大きい。乳首は大きく立っている。あの制服の下に、こんなエロいおっぱいがあるなんて、男子は誰も知らないんだろうな、と俺は思った。
そして河本は例のバイブを取った。バイブで入り口の方を軽く愛撫してから、一気に中に挿入する。そして、例によって、男性がピストン運動をしているように、激しい前後運動を繰り返す。
全裸でやっているせいか、今日はいつもよりもエロい。河本の白い身体が、暗い室内でもよく見える。
「はあ! ああ! うう! う・・・あー・・・イク!」
滅多に大声を出してオナニーをしない彼女が、激しく声をあげて乱れた。そして、バイブのピストンがスローダウンして、スイッチが切られる。
俺も、彼女が行くのにあわせて手をしごき、同時に射精した。ティッシュを4枚も使って、ようやく受けきれるような射精だった。
激しい射精だったが、あまり余韻に浸る余裕もない。彼女はこのあと、戸締りをして出て行ってしまう。気づかれないよう先に出なければならないのだ。
俺はいつものようにズボンの中に精液まみれのティッシュをしまい、立ち上がろうとした。
そのとき、彼女がこちらの方を向いて、話しかけてきた。
「どうだった・・・よかった? わたしのオナニー? ・・・青山君」
「・・・びっくりしてるよね? でも、わたし、気づいてたよ。・・・してるとき、よく音、立ててたし。それに青山君、慌てていつも出て行くよね。それで、青山君が出したのを受けたティッシュとか落ちてるんだもん」
「・・・河本、知ってたんだ・・・でも、なんで俺だって」
「オナニーしながら、ときどき見てたの。目があったことがあるって思わなかった?」
「ほ、ホントに目があってたんだ・・・偶然かと、思ってた」
「・・・ねえ、そんなところにいないで、出てきてよ」
見つかった以上、隠れていてもしょうがない。俺はズボンの中にチンポをしまって、河本の前に出た。
外は、もう暗くなりかけている。そんな中で、全裸の河本が、はっきりと見えた。その顔は、微笑んでいる。
「・・・わたしがこんな変態だったなんて、知らなかったでしょう? 軽蔑する?」
「・・・しない」
「このバイブ、・・・どう思う?」
「え?」
「わたし、変態だから。このバイブに、処女、あげちゃったの」
それを聞いて、おかしい話だけど、俺はそのバイブに嫉妬した。
「いつも使ってるの。一番気持ちいいから。もっと小さいのもあるけど、学校にはいつもこれを持ってきてるの」
「・・・バイブ、他にもあったんだ」
「うん。ていうか、ひとつはピンクローターっていうので、クリにあてたりするの。もうひとつはバイブだけど、ちょっと可愛くないからあんまり気に入ってないの」
「そ、そうなんだ・・・」
どうして俺のチンポを使ってくれないんだ、と思った。いつでも、使わせてやるのに。でも、よく考えると俺は河本の彼氏でもなんでもなかった。
「河本は、・・・さ。誰かと、付き合ったこと、あるのか」
「ないよ。わたし・・・モテないし、目立たないから」
寂しそうに、河本が笑った。
「それで・・・ずっと、ひとりで? 寂しく、ないの?」
「そうね。気持ちいいけど・・・ちょっと、寂しいかな」
河本の目が、じっと俺を見ている。俺の言葉を期待しているのだと思った。
俺は期待にこたえた。
「・・・俺が、河本を、慰めてやろうか?」
「うん、・・・青山君が、慰めて」
潤んだ目、かすれた声で、全裸の河本が俺を求めていた。
そのまま、俺たちはお互いの頬に手を触れていく。そして、初めての口づけを交わした。
俺は、河本に合わせて全ての服を脱いだ。河本の前に、勃起した俺のチンポをさらした。
「これがオチンチンなんだ・・・。やっぱり、男の人のって、身体の匂いがあるね」
河本はそう言って、チンポをしゃぶった。うまかった。
「河本、・・・やっぱり、バイブで練習してたのか?」
「うん。男の人のを、咥えてるつもりで・・・どう、気持ちいい?」
「めちゃめちゃうまいよ。すぐに出ちゃいそうだ」
「出して・・・わたしの口に、全部。飲んであげる」
そういって、河本はおしゃぶりのスピードを上げた。手では決して味わえないヌルヌル感の連続した刺激があった。俺はたちまち、放った。
河本は、眼を閉じて射精を口で受けていた。そしてそのまま、飲み込んだ。
コクリ、コクリ、と白い喉が動くのを見て、俺は萎むことなく勃ち続けていた。
「これが・・・ザーメン? 熱いのね。青山君の中で、暖められてたんだね」
かすかに唇から精液を漏らしながら、河本が感想を漏らした。それが、俺のチンポをさらに硬くさせた。
「青山君。わたし・・・やってみたいことがあるの」
「何? やってみたいことって・・・」
「胸で・・・オチンチンを、挟んでみたいの。バイブを挟んだことがあるけど、うまくいかなくて。
バイブは、手で握れるし、口でおしゃぶりできるけど、胸で挟んで動かすのは無理なの」
「・・・いいぜ」
たぶん、俺たちの同級生でやったことがあるヤツでも、パイズリなんか経験したことのあるやつは少ないだろう。まして、こんな大きな胸になるとなおさらだ。
俺は机に座らされて、河本はその前に膝を突いた。河本は胸を寄せて、チンポの先を胸につけた。
「挟むよ・・・」
河本の手がチンポを掴んで、胸の谷間に押し込んだ。そのまま河本は俺に胸を押し付けるようにして、上下に動く。
「・・・どう、かな・・・」
「凄いよ。河本の胸、大きくて柔らかいから気持ちいい」
「そうなんだ・・・それに、なんだか、わたしの方も気持ちいいかも・・・」
河本は何度かよだれを垂らして、動きを滑らかにした。どこまでも柔らかい胸の中で、俺は溺れていくような感覚になった。
「ああ・・・また、イクよ」
「青山君、このまま出して」
そう言われたので、河本の胸の中で再び爆ぜた。熱い液が、河本の胸に降り注ぎ、大きな胸は精液まみれになった。
「ベトベトで、・・・気持ちイイ・・・」
俺が精液を出し切ってからも、河本は自分の胸を気持ちよくするためにまだ動き続けていた。眼鏡のむこうの目は細められ、可憐なポニーテールは揺れ続けた。
「そろそろ・・・この、本物のオチンチンが、欲しいな。青山君・・・これ、ちょうだい」
河本は動きを止めて、チンポを握ってそう言った。
俺は正常位になろうとしたが、河本が俺にのしかかったので、俺は机の上に寝そべり、河本が俺に乗る騎乗位になった。
すでに外には月が出ている。下から河本をのぞくと、ポニーテールの髪や眼鏡、真っ直ぐな鎖骨、精液にまみれた胸が月明かりと外灯で照らされている。その格好が、俺をそそった。
「青山君・・・このオチンチン、もらうね」
河本が腰を下ろすと、ズボズボ、というように河本が俺を飲み込む。河本がオナっていたせいか、中はもうドロドロで、未知の快感だった。
「なんか・・・すご・・・」
河本は眼を閉じて、俺を感じている。そのまま、河本は俺に抱きついて、前後に腰を振った。
裸の女に抱きつかれるのって・・・すごく柔らかくて、いいんだな。なんか俺が出した精液で河本の胸はヌルヌルしてるし、すごいエロいや・・・。
「はあ・・・すごいよ、感じる」
「お、俺も凄いよ・・・チンポが、融けてるみたいだ」
「融けてなんかないわ、カチカチよ・・・あん、でも・・・この格好、動きにくいわね」
机の上に俺が寝そべっているので、河本は腰を使ってもあまり動けない。せめて、床だったら上手く動けるんだろうけど。
河本は一度チンポを抜いた。どういう体位を取ろうか、考えているらしかった。
河本の目が窓の桟で止まったので、俺は後背位ができるのかと思った。河本は俺の方を見て、しばらく考えて言った。
「・・・バックもいいけど・・・初めてだし、顔が見えるほうがいいな。今度、やろうね」
「今度・・・今度が、あるのか?」
「嫌、かな・・・」
不安そうな表情の河本。
そっか。エッチを誘って、相手に断られるんじゃないかって思ってたのは、俺だけじゃないんだ。
「そうだ、青山君。学ラン・・・敷いてもいいかな?」
河本は学ランを床に敷いて、その上に横になり、脚を広げた。そして、股間を指で広げてみせた。そんな痴態に、俺はますます興奮する。
「ここに、入れて」
河本は、濡れたオマンコを指して俺を誘った。
俺は河本にのしかかると、チンポをオマンコに当てた。河本が手で誘導したので、簡単に入った。
「あああ・・・バイブと違って、体重が、かかるよ・・・」
「悪い・・・重かったか?」
「ううん・・・重みで、余計に入ってくるの、感じるの。ね、もっと体重かけて」
俺は河本に応えて、強烈に上から下へ突き込んだ。これは、案外快感を我慢できる突き方だったけれど、河本は一突きごとに感じているようだった。
「すごっ、すごい、ねえ、もっと、ついて、なかに、奥に」
そう言って、河本はさらに深い突きを求めた。
でも、そうしていくと、擦れる時間が増える。すぐに俺の限界がやってきた。
「ああ・・・河本、いきそうだ」
「じゃ、じゃあ・・・ピストン、して。わたしがいつもしてるみたいに」
「・・・わかった」
河本の左右に手をついて、俺は最高の速度でピストンをした。河本が使っている青いバイブなんかに負けたくないと思った。
「あああああああ! タマタマが当たるよ、凄いよ、奥までくるよ! わたし! わたし、イクかも! イクよお! あああああああ!」
「ううう・・・ああ、河本、好きだ!!」
そして、そのまま俺は河本の中に全部吐き出した。河本は、大きな胸を上下させて、大きな息をしていた・・・。
河本はティッシュで後始末をし、セーラー服を着なおして戸締りをした。そうすると、俺がいつも見ている清潔なイメージの河本に戻る。
「ねえ・・・青山君。最後にイクとき、わたしのこと・・・好きだって、言わなかった?」
「え・・・うん。じつは、そうなんだ。ちょっと前から・・・河本のことが、好きになって」
「そうなんだ。嬉しいな。・・・好きっていうのがどういう気持ちなのか、わたし、まだわかんないんだ。でも・・・青山君は、嫌いじゃないよ」
「そ、そうなんだ・・・」
好きだと言われなかったのはちょっと残念だけど、河本には好きな人がいないっていうんだから、一番いい答えなのかもしれない。
「ねえ、でも、青山君、本とか読むタイプじゃないよね。わたしのためだけに、図書室に来てたの?」
「んー、初めはそうだったなあ・・・でも、最近はちょっと、読んでるよ。シャーロック・ホームズってあるだろ? Dの棚に」
「ホームズは、サー・アーサー=コナン=ドイルが書いてるからね。ドイルで、Dの棚よ」
サー・なんたらの名前は覚えていなかったけど、それが作者らしい。
「あれが、ちょっと面白いかなって。いま、3つくらい読んだかな」
「へえ、そうなんだ。ちょっと意外」
おかしそうに言われて、少し恥ずかしくなる。
「やっぱりそうか? 本読み始めたの、ホントに最近だからなあ」
「ふーん、・・・でも、どうして急に?」
河本は、俺の顔を覗き込んで言った。
「・・・ずっと図書室に来て、河本が、司書さんが出て行くまで本を読んでるだろ? だから、俺も読もうかなって」
「ふーん・・・ちょっと、嬉しいかな」
本当に嬉しそうに、河本は笑った。河本が図書室に来ているのは、隠れてエッチなことをするためだけじゃない。本当に本が大好きなのだ。
そんな河本に本のことで『嬉しい』と言ってもらえて、俺は照れくさかった。照れくさかったから、ついつい、
「なんだよ、ちょっとかよ」
なんて憎まれ口を叩いてしまう。河本はそんな俺を見て、もっと可愛い顔で笑ってこう言った。
「じゃあ、・・・すごく嬉しいわ。本が好きな人、あんまり女子の中にもいないから。ありがとう」
ここまで喜ばれてしまうと、『本を読み始めた』なんていった自分が少し恥ずかしくなる。・・・せいぜい、河本に悲しい顔をされないように、本を読もうと思った。
そんな俺の焦りもよそに、河本は嬉しそうな顔のまま、続けた。
「ね、面白い本、今度教えてあげるわ。・・・わたし、エッチなことも好きだけど・・・・・・その、・・・青山君と、一緒の本を読んで、お話とか・・・してみたいかなって」
「・・・うん。読むよ。俺も、本の話とか、普通の話とか、いろんな話、河本としてみたい」
「わたしも・・・青山君と、そういう話が、してみたいなって・・・思う」
・・・恋人未満のふたりは、熱いセックスの後の甘い会話を楽しんでいるようだ。彼らが本当の恋人になるのも、そう遠い日のことではないだろう。
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