結城和林(わりん)さん@ぐるぽん☆のお勧め作品。
わたしは桜。大学の一回生です。
もう大学にも慣れてきて、楽しく過ごしています。でも、大学に入って一番嬉しいのは、高校のときから好きだった平治さんとお付き合いができるようになったことです。
最近では、平治さんの元カノだという亜希さんともお話ができるようになって、いろんな話を聞いています。亜希さんはわたしより2歳年上、平治さんより1歳年上の、3回生です。そして何より、とっても素敵なんです。
亜希さんはわたしのお姉さんみたいな人です。いろんな話を聞かせてくれるし、いろんな相談に乗ってくれます。
今日も・・・実は、平治さんには話せない相談事があって、亜希さんの部屋を訪ねています。
「最近、わたし何だか変なんです・・・」
「はあ・・・もじもじしてるけど、どうしたの?」
「なんだか・・・最近、頭の中でエッチなことばっかり思い浮かぶんです」
平治さんに抱かれて、もう2週間以上経ちます。ほとんど毎日のように身体を重ねて、オルガスムもほとんど毎回経験していて・・・もちろん、平治さんが上手いからですけど。もっとも、平治さん曰く、「桜がとっても敏感で感じやすいんだよ」ということだそうなんですけど。・・・絶対、そうじゃないと思う。
とにかく、そういうわけで最近、平治さんを見るとドキドキしてくるんです。エッチなこと、考えちゃうんです。
わたし・・・エッチな子になっちゃったのかな?
そんなことを、わたしは亜希さんに話しました。
「んー・・・桜ちゃんが特別エッチだとか、そんなことないと思うけどなあ。ホントいうと、みんなそうなんじゃない? まあ桜ちゃんは毎回Hでいい思いをしてるみたいだし、覚え立てってこともあると思うけどさ」
「覚え立て・・・ですか?」
「男なんかはみんなそうみたいだよ。女の身体の気持ちよさを知ると、もう女を見たらそのことしか思い浮かばなくなる! みたいな」
「女は・・・どうなんですか?」
「・・・人によるんじゃないかなあ。Hでちゃんと感じてるかどうかにもよると思うけどさ。Hが凄く気持ちいいと、やっぱりそうなっちゃうと思うよ」
「そ、そうなんですか」
「だから、安心しなさいって。・・・ところで、なんでいきなりそんなこと訊いてきたの? どうせなにか、理由があるんでしょ??」
「あ、いえ、その・・・じつは、昨日・・・生理が終わって・・・」
「はあ・・・なるほど、そういうことね。桜ちゃん、初めてだっけ。それで期待してるの?」
「なんだか、ずっとそんなことばっかり考えてて」
「いいんじゃないの? 普通だと思うけどな。・・・んでんで? 何か、考えてるの?」
「え、何かって・・・」
「いろいろよ。服とか、場所とか、いろいろ」
「し、下着は・・・あ、赤にするつもりですけど、場所はいつもどおりじゃないかなあ・・・」
「いつもどおりって?」
「・・・平治さんの部屋」
「桜ちゃん・・・ひょっとしたらと思うけど、まだホテルに行ったことないの?」
「ラ、ラブホテルのことですか・・・? い、行ったことないです・・・」
「あ・・・そうなんだ・・・」
まったく、相変わらず妙なところでケチなんだから、と亜希さんは言っています。普通は、そういうところにもお金かけたりするんでしょうか。でも、平治さんの部屋も・・・ホッとする感じで、・・・あそこでも全然構わないと思ってるんですけど。
そのあと、亜希さんはちょっと考えているようでしたが、イキナリぽん、とわたしの肩を叩きました。
「桜ちゃん」
「はい?」
「平ちゃんを、ラブホテルに誘いなさい」
「え・・・」
「いーから。まあ、外食にでも行きましょうって言ったついでに、帰るときにでも誘うのよ。『ラブホテル、行きませんか』って。いろいろできるから、燃えるわよ〜」
「い、いろいろ・・・ですか」
「ま、行けば分かるって。誘ってみなさい」
・・・ということで、わたしはその場で電話をして、平治さんを外食に誘いました。
亜希さんの部屋を出るとき、平ちゃんに渡しといて、といって茶封筒を渡されました。・・・何なのかは少し気になりましたが、渡せば分かるわよ、と(ニヤニヤしながら)言っていたので、とにかく気にしないことにしました。
そして6時間後。わたしと平治さんはイタリアンレストランに来ていました。今日は平治さんにレポートがあって、少し遅い夕食でした。
ちなみに、亜希さんは今日高志さんとデートだそうです。なんでも、高志さんのオゴリだとのこと。そのあとは・・・わたしたちと同じで、ラブホだそうです。
「桜。今日は何か・・・お洒落だね」
「そうですか?」
平治さんがそういうのも無理はありません。今日のわたしのスカートは、膝上のミニスカートになっているんです。普段ミニスカートを履かないわたしにしては、冒険ですよね。靴は、ロングブーツ。服自体は、まだまだ高校生みたいな雰囲気の格好が似合ってしまうので、白いブラウスにチェックのスカートにしてみました。
わたしはクリームパスタを頼み、平治さんはイタリアンハンバーグを頼みました。この店の料理はなんでも結構おいしいんです。大学生になっていろんなところへ行くようになりましたけど、店にもいろいろあって、肉はおいしいけど粉モノがおいしくない店、逆に肉がまずい店と、いろんな特徴があるんですね。そういう中で、このお店はどれを頼んでもはずれがなく、メニューを見て今食べたい物が安心して頼める感じです。
「うーん、ここは相変わらずおいしいね」
「平治さん、ここのハンバーグ大好きですね。パスタとかも、おいしいのに。食べたことないの?」
「食べてみたことはあるよ。でも、ハンバーグが一番おいしいんだ」
「ふーん・・・そうなんだ」
そして、わたしたちは学校での出来事なんかを話しながら食事を済ませ、店を後にしました。
店の外に出ると、もう10時前になっていました。いつもなら、家に戻っているか、平治さんの部屋に泊まることを決めているような時間です。
そのままわたしを送ろうとする平治さんを止めて、わたしは言いました。
「平治さん・・・ホテル、行きませんか」
「・・・ホテルって・・・・・・そういう、ホテル?」
「・・・はい」
「・・・いいよ、行こうか」
平治さんの返事は、普通に(いいよ、行こうか)でした。ホントは、すごく驚いたんじゃないかと思います。でも、わたしから誘って恥ずかしいのを分かってくれてたみたいです。平治さんなりにわたしのことを考えて、ああいう風に返してくれてたんだ、そう思いました。
平治さんは腕を組んでくれました。なんだか、イチャイチャしてるカップルそのものですけど・・・いいですよね?
いつもより平治さんに甘えられて、わたしはそれだけで満足です。亜希さんに、心の中で感謝しました。
そうそう。亜希さんといえば、渡しておくものがありました。「そんなに急ぎじゃないけど、ラブホに行く前に渡しといてね、あと、中身も確認させて」とのこと。えらく指定が具体的でした。それに、渡すときにニヤニヤしていたのもちょっと気になります。
「これ、亜希さんからです。確認してくれって」
「亜希から? はあ・・・なんだろ」
わたしの顔と封筒を交互に見て、首を捻っていましたが、平治さんは中身を確認しました。
封筒の中身を見て、平治さんが漏らしたのは、
「・・・亜希のヤツ・・・妙なところで気が利くなあ」
という一言でした。
・・・それだけを聞いても、わたしには何が入っていたのかサッパリわかりませんでした。
ラブホというのは車で載りつけるものというイメージだったんですけど、わたしたちがきたラブホは、夕食をとったレストランのある街の中心部から少し外れたあたりにありました。
そういう風に平治さんに言うと、ここにはたしか駐車場さえないよ、と話してくれました。
さて、いざホテルに入ってみると・・・フロントが正面からみえる場所にはないんですけど、やっぱりフロントはちゃんとあって、人がいるんです。
ラブホに入るということは、そういう人にこれからHするといっているようなもので・・・恥ずかしい気持ちです。とてもわたしが部屋を選んだりするどころではないので、それは平治さんに任せて、わたしは平治さんの陰に入ってこそこそとエレベータに入りました。
「やっぱり・・・恥ずかしいかい、桜?」
「・・・うん」
「ラブホテルに行こうとは言えたのに?」
「人がいるところまで、考えてなかったの」
「まあ人に会わないで済むホテルもあるけどね。・・・それに桜が人に見られても平気になりだしたら、僕が大変だよ」
「・・・平治さんの意地悪」
エレベータを降りてからは、幸いというか、誰にも会わずに部屋までたどり着きました。
わたしは部屋に入って、いろんなことをするよりもまず、部屋の中をキョロキョロと見ました。
「ちょっと雰囲気が変わってるね。それに、思ってたより狭いかも」
「ここは少し狭いんだよ。ついでにいうと、確か風呂も案外普通だったと思う・・・っていっても、桜が受験のときに泊まったビジネスホテルみたいに、ユニットバスになってるわけじゃないけどね」
「・・・わたし、ラブホテルって、ミラーボールとか回転するベッドとか、ジャグジーのお風呂がどこにでもあるのかと思ってた」
「むかしのラブホはそうじゃなかったのかな? 僕はさすがに回転ベッドは見たことないよ。それにそんなの、落ち着いてできないじゃないか」
それを聞いて、わたしはクスクス笑いました。そして、さらに周りを見てみます。
「ベッドが大きいのはわかるけど・・・カラオケまであるのはちょっと意外かな。それに、テレビまである。案外普通のホテルと変わらないのかな」
「・・・テレビをつけて、チャンネルをまわしてごらん。普通のホテルじゃまず映ってないものが見られるから」
いわれるままにリモコンでテレビをつけてみると、CNN・・・海外放送が映りました。たしか、これは受験で泊まったホテルにもありました。でも、チャンネルを回すと・・・アダルトビデオの映像でしょうか? フェラをしている女性がアップで映りました。
「すごい・・・でも、何のためなの? これから・・・しようっていうのに、こんなのみてもしょうがないと思うんだけど」
「さあね・・・ビデオを付けっぱなしにして、同じプレイを相手にやってもらう、とかいうのがあるんじゃない?」
「なんでそんなに具体的に使い道が分かるの?」
「・・・ノーコメント」
亜希さんとやったことがあるんだ、と思いました。平治さんと亜希さんの性格からして、亜希さんがやろうっていいだしたんだろうな・・・。
アダルトチャンネルに興味を持ったわたしに、平治さんが後ろから声をかけます。
「僕は先にお風呂に入ろうと思うけど、桜はどうする?」
「・・・ここでは、そういうものなの?」
つまり、ラブホテルではお風呂に入ってから・・・やるのかな、という意味です。・・・今までは、お互いの気持ちが通じ合ったらなんとなくそのまま、というパターンが多かったので事前にお風呂に入ったりしたことがなかったのです。
「・・・まあね。オトコが先で、オンナが後。オンナの方がお風呂が長いから」
「じゃあ・・・いってらっしゃい」
「いってきます」
妙な挨拶をした後、わたしはあまり見る機会のないアダルトビデオをじっくりとみていました。
アダルトチャンネルの映像は結構刺激的で、しかも女性の喘ぎ声が聞こえてきます。・・・わたしも、こんな声をあげて平治さんに抱かれているんでしょうか?
上にのしかかられて強烈に突かれたり、上に乗って腰を振ったり。最後は、精液を顔にかけられています。・・・顔は、・・・ちょっと嫌かも。
しばらくすると平治さんが下着姿で現れました。アダルトチャンネルにまだ興味を奪われているわたしをみて、平治さんは言いました。
「こういうの、あんまりみたことない?」
「うん・・・中学とか、高校のときに友達のうちで見たきりかな。・・・ねえ、わたしもこんな声、あげてるの」
「まさか。そんなわけないだろ」
そっか。あんなに恥ずかしい声あげてるわけ、ないもんね。
「・・・もっと可愛らしくて、ドキドキする声だよ」
「ちょ、ちょっと平治さん!」
「しょうがないだろ。AV女優の声なんかより、桜の声の方がずっといいんだから」
「むー、意地悪。だったら、わたしも言うもん。平治さんだって・・・ときどきあげる呻き声とか、喘ぐ声とかが凄くセクシーなんですよ。もともとの声だって、低くて、深みがあって、心地いい感じで。あんな男優さんの出す声なんか、全然比べ物にならない感じです」
わたしがちょっと褒めてあげると、平治さんは慌てて止めに入りました。
「・・・やめてよ、桜。ゴメン、悪かったよ」
そういうと、平治さんはテレビを消しました。
「じゃあ、わたしお風呂に入ってきます。下着で出てくればいいんですか」
「お好きなように」
「じゃあ下着です。平治さんが下着なのに、わたしが服着てたらおかしいですから」
服を脱いで、下着を脱ぐと、裸になってわたしはお風呂を使いました。
わたしは体の隅々まで洗いました。Hの前に身体を洗うと、なんだか神聖なことをするみたいで気分がいいです。アソコは、もう濡れ始めていましたけど、できるだけ水分を拭っておきました。
お風呂から出ると、もう一度赤いブラに赤いショーツを履きました。初体験のときにつけたブラはレースのついた白でしたが、キャミソールを着た関係で肩紐がないタイプでした。このブラは、肩紐があって、レースがついていて、しかもフロントホックになっています。・・・平治さんの眼を楽しませて、平治さんに脱がせてもらうためのブラです。
わたしは下着姿で平治さんの前に出て行きました。明るい中でエッチをするのは、初体験のときから回を重ねていて、気分が乗っていればそれほど恥ずかしく思うこともありません。平治さんを喜ばせようと、わたしは腕を後ろに組んで、体と下着を見せるようにしました。これも、初体験のときにやりましたが、いまでは躊躇なくできるポーズです。
「どうですか?」
「桜が赤い下着をつけるなんて・・・凄く、セクシーだよ」
「わたし、『桜』だから。赤い色は、似合うんですよ」
「それもあるね。でも、それだけじゃない」
「え?」
「いつも思ってたけど、桜は情熱的だからね。クリスマス前のデートに誘ったのも、突然頬にキスをしたのも、最後の授業で告白したのも桜からだ。それに、・・・最初のエッチだって、今日だって、結局桜が誘ったんだろ? エッチを誘うのは、結構桜の方からってことが多いよ?」
「もう、それ、わたしがスケベみたいじゃないですか」
「スケベでエッチな桜、嫌いじゃないけどな」
「・・・平治さんのばか」
そういうと、平治さんは笑いながら、軽いキスをくれました。
もう、ごまかしたわね。そう思いましたが、これ以上追及してもしょうがないので、これでごまかされておくことにします。
身体を密着させると、わたしたちは抱きしめあいました。平治さんのオチンチンは、もう大きくなっています。
わたしたちは、まだ立ったままでした。どちらからともなく、大きなベッドに倒れこみます。組み敷かれるのでもなく、組み敷くのでもなく、お互いが抱き合ったまま横になりました。
「桜・・・」
「平治さん・・・」
お互いに抱き合う姿勢のまま、わたしは平治さんの首や耳をペロペロとなめます。女性の身体ほどではないのかもしれませんが、男性もこういう場所は感じるみたいです。指で丁寧に背骨の突起をなぞっていくと、リラックスしているときに起きる反射的な痙攣が平治さんの背中に走りました。
平治さんはその間、わたしの赤いブラジャーの上から胸を愛してくれています。わたしの体は感じやすい、と亜希さんも平治さんも言います(亜希さんに耳元で息を吹きかけられて、わたしはへなへな、と腰砕けになったことがあります。大学の中だったので亜希さんは慌てていました)。ゆっくりとなぞられるだけでも、かなり感じてきます。
やがて平治さんはブラのホックを外しました。ブラは簡単に外れました。
平治さんは、わたしの胸に吸い付きます。赤い痕が残るほどではなく、わたしの快感が高まっていく程度の強さです。
これをされると、わたしは胸をせり出して、平治さんの顔を手で胸に押し付けてしまいます。声も上がるそうなのですが、意識できないときも多いです。
「ねえ・・・シックスティ・ナイン、しませんか」
「・・・いいよ。でも、そんな言葉、どこで仕入れてきたの? また、亜希経由?」
「このくらい・・・みんな知ってますよ」
「ふーん・・・桜も、そういうのに興味あるんだ」
「その・・・もっと気持ちよくなりたいし・・・」
それに平治さんにも気持ちよくなってほしいし。
「まあいいよ。じゃあ、僕が下着を脱いで横になるから、桜も脱いで、上になって」
・・・そういえば、69はふつう女性が上になるんでした。そうなると、自分で平治さんの顔をまたがないといけませんね。
わたしは横になった平治さんと互い違いになるように、平治さんの顔をまたいで覆いかぶさります。
それにしても、ラブホテルのベッドは大きいです。そういうことをしても、充分余裕があります。
わたしは平治さんの大きくなったオチンチンを掴みました。・・・わたしはさっきみたアダルトチャンネルを思い出していました。AV女優の人が男優の人に、涎を垂らしながら手でこすってあげていたのです。男優の人はそのまま凄い勢いで出していました。
あれは、きっと感じるんだわ。あれをやってあげよう、と思いました。
「桜、一体何を・・・」
オチンチンに涎を垂らされて、平治さんは異変に気づいたみたいです。
「平治さん、気持ちよくなってください」
そのまま、ゆっくりと手を上下させました。でも、さっき見たほど滑らかには手が滑りません。涎が足りないのかな?
わたしは涎を足しながら、平治さんのオチンチンをしごきます。先の方からヌルヌルの我慢汁が出てきて、わたしの手の動きを助けてくれます。そうするうち、アダルトチャンネルで聞いたような、クチュクチュという嫌らしい音がしてきました。
平治さんもわたしを時々舐めているんですけど、わたしは平治さんに集中していましたから、少し喘いで、腰を時々くねらせる程度です。むしろ・・・自分が平治さんのオチンチンから出している水音の方が、わたしを興奮させている感じです。
平治さんのほうは、腰が少しずつ動いて、限界が近いみたいでした。手の速度を一層上げていきます。
「さくら・・・でる・・・でるよ、ウウッ!」
ピュピュ、と精液が高く飛んで、わたしの背中に着地します。熱いものが背中にピシャッと張り付きました。
「アフッ」
その熱さで少し、感じてしまいました。ビックリして手が止まりかけましたが、でも、こういうときは擦り続けないと最後まで出ないと聞いていました。何とかそのまま手を動かし続けて、精液を搾り出します。残っていた精液は、ほとんどわたしの手にかかりました。
平治さんは少し柔らかくなりました。
一度出して、ひと心地ついたらしい平治さんが、今度はわたしを愛してくれます。
「桜・・・僕を手コキして、余計興奮したんだね。前より濡れてる」
「だって・・・あんなに勢いよく」
「それも桜のせいだろ? 僕も、お返しをしてあげなきゃね」
じゅるるるる、と愛液を音を立てて吸われ、わたしは恥ずかしくなりました。そのあと平治さんは、アソコをいじらずに、アソコの周りばかりを舐めて、わたしを焦らそうとします。
周りを舐められるだけでも腰がひく、ひく、と動きます。それでも、平治さんは舐めてくれません。
「僕の顔に、桜のお汁がかかっちゃうよ」
「だって・・・舐めてくれないから」
「舐めてほしいのかい? ・・・僕は、指を入れてみたいな。まだ、やったことなかったと思うけどさ」
にゅぷ、と平治さんは人差し指をわたしの中に挿しいれました。オチンチン以外のものを入れられるのは、初めてでした。指を中でかき回されて、イキそうになります。
「へ、平治さん、指、気持ちいい・・・」
くちゅくちゅくちゅ、と股間から水音がしていますけど、もうわたしは感じることに夢中でした。そのとき、平治さんの親指がわたしのクリトリスに触れて、わたしは体を震わせました。
「キャアッ!!」
ガクン。身体の力が一瞬、全て抜け落ちます。
そのままアゴから頭がガツンと落ちました。
「イッタタタ!」
アゴは平治さんの脚にもろに当たったようです。平治さんは痛そうにしていました。
「ご、ごめんなさい!」
わたしはアゴをうった場所を、ペロペロ舐めました。・・・そういう意味というよりは、痛みをとるような意味で。
「・・・うー、苛めすぎた」
しばらくは、平治さんは痛がっていました。
「・・・桜、悪い。初めは上になって入れて」
「いいですよ」
実はわたし、騎乗位が結構好きなんです。でも、一番初めに騎乗位っていうのはまだ恥ずかしくてやったことがないんですよね。
「桜・・・コンドームは?」
「・・・平治さん。なんでわたしが今日ラブホに行きませんかって、誘ったと思ってるんですか?」
「なんでって・・・あ、そういう意味か」
「もーう。ずっとできかったのに、期待してなかったんですか?」
「・・・桜が、口でしてたりしたし。僕だってさんざん胸を触ってくれって言われてたし。ずっとっていっても6日くらいだったし」
「そんなこと、言わないで下さいよ。
わたしは初めて平治さんをそのまま受け入れて、一番奥で・・・平治さんを受け止められるっていうから、すごく楽しみにしてたのに」
「・・・悪かったよ」
「じゃあ、仲直りのキスです」
チュ、とわたしは横になったままの平治さんにキスをしました。
そして、わたしは平治さんをまたぎ、アソコの先に平治さんを当てました。平治さんのオチンチンと、わたしのアソコが、キスをしているみたいです。
「入れます・・・」
そういって、わたしは腰を一気に下ろしました。最近は、一気に腰を下ろしても、ひびいてくる衝撃で感じられるようになっていました。
「アフンッ!」
そのまま、勝手に腰が動き始めます。もう一度、初挿入の衝撃を求めるように、大きなストライドで腰が振れています。
和式のトイレに座っているときみたいにしゃがんで、わたしは腰を振っていました。
「凄い・・・生、だからかな・・・いつもより桜を感じる」
「わたしも・・・平治さんが、いるって、わかるの・・・」
わたしは平治さんにしがみついて、今度は腰を前後に振ります。初めてのときに教えられた体位ですけど、そのせいか、未だに好きなんです。この体位で、自分の胸を平治さんに擦り付けるようにすると、もっと感じるようになります。平治さんもわたしの胸の感触を感じる方が、いいみたいでした。
「桜・・・は、やっぱり、情熱的だよ」
「情熱的なのは・・・平治さんのほうでしょ」
「え・・・?」
「いつも・・・わたしを好きでいてくれるの。愛してくれてるの。言葉に出なくても・・・いつも、そうなの」
「桜・・・!」
わたしたちは、繋がったままキスをします。普段はすごく苦しいんですけど、今は例え苦しくてもそうしたかったんです。
「桜、・・・愛してる」
「平治さん・・・わたしも、大好きです」
お互いに抱き合ったまま、わたしたちは腰を振ります。平治さんもだんだん脚の痛みが取れたのか、下から腰を使っていました。
お互いの限界が近いのは感じられました。一緒に最後を迎えたい。わたしたちはそう思って、お互いの手の指を絡み合わせていきます。
「さくらっ、このまま・・・」
「平治さん! わたしの、中に、そのまま・・・出してっ!」
下から激しく、一度、二度、と突かれました。わたしはそのときに背中を震わせて、イキました。・・・そのまま、息を荒くして平治さんの胸の上で丸まります。
「桜・・・好きだ・・・」
平治さんのそんな声が、耳に届きます。終わった瞬間、とても幸せでした。
わたしが平治さんから抜けると、コポコポ、と白い精液が出てきました。平治さんの出したものはもちろん見たことがあるんですけど、自分のアソコから出てくるのをみるのは初めてです。
「なんだか・・・もったいない、かな」
「・・・でも取っておくのもねえ」
「はじめて、中に貰ったものだし・・・でも、・・・取っとくのはちょっと抵抗あるかも」
「・・・取っとこうっていわれなくてよかったよ。桜なら、言いかねないと思ってたんだ」
「ちょっと・・・言いたくなりました」
はじめて注がれた気分は、女になった、という感じでした。中に注がれるのがうまく行ったときに、平治さんとわたしの子供が、わたしの中に生まれるんだ。そう感じました。
そういうわたしの気持ちを読んでくれたんでしょうか。平治さんも、そっと抱きしめて、キスをしてくれました。
「桜。もう一回、お風呂に入ろうか。ふたりで」
「うん」
これは、ラブホテルでなくても、いつもやっています。
「平治さーん、髪、洗って」
「はいはい」
最近、Hする日はたいていこうして髪を洗ってもらっています。頭皮を触られたり、髪を撫でられたりするのが気持ちいいんです。
「桜。さっきHの前に、髪洗ってただろうに」
「平治さんに洗ってもらいたいんです」
「あんまり洗うと、綺麗な髪が痛むんだけどな」
「・・・うーん、それは困るかも」
ということで、平治さんは少な目のシャンプーとリンスで髪を洗ってくれました。
それにしても、ふたりで入れるお風呂、というのは初めてです。平治さんの上に座って、ふたりで、あったかい感じです。
「なんだか、ほっとします・・・」
「そうだね。・・・そうだ。夏休みにさ、どこか温泉に行ってもいいかもしれないね」
「そうですね」
「・・・でも、その前に」
とそう言って、平治さんはわたしを後ろから抱きすくめました。
「え?」
「桜。ここで、しようよ」
「お風呂で・・・ですか?」
「いいだろ。せっかく、おっきなお風呂があるんだし」
「で、でもどうやって・・・」
平治さんは立ち上がり、わたしはお風呂の縁に手を着かされます。
「これって・・・後ろから・・・するの?」
「後で、ちゃんと体位を変えるからさ」
本当はわたし、後ろは嫌いなんです。顔が見えないし。
でも、珍しく乗り気の平治さん。・・・ずっと温和なようで、こういうところがあるから、ついついそれを引き出したくなってしまったりするんですよね。
平治さんはわたしのスリットを数回撫でて、わたしをなじませます。私自身の愛液もありましたけど、今日は平治さんが出したものもあって、ぬるぬるになっているみたいです。
そしてそのまま、平治さんは後ろから入ってきました。
「キャッ!」
当たるところが違う感じなので、初めの衝撃が大きい感じでした。
少しだけ、平治さんが止まって待ってくれます。でも、それは少しだけで、すぐにわたしの腰を持ってピストンが始まります。
こんなに明るい場所で・・・しかも、声がすごく反響して・・・。
お風呂の熱気の中、わたしはすごく興奮しました。平治さんのピストンもいつもよりきつめに感じます。ようやく、平治さんがピストンを止めてくれたときは、結構フラフラになっていました。
「桜・・・」
そういって平治さんはお風呂の浴槽の縁に手をついたわたしを胸から抱えて、繋がったままもう一度身体を抱きしめてきました。そうやって、わたしごとお風呂に浸かります。
座位のまま動かずに、お風呂に入っている、そういう感じです。平治さんの手は、ずっとわたしの胸を丁寧に愛撫してくれています。
「・・・後ろも・・・感じますけど、こっちの方がいいです」
「桜はこういう方が好き?」
「うん」
平治さんは、胸を揉みながら、少しずつ座位でわたしを動かしました。こうすると、強くはないけど心地よい感覚が、ずっと続いていきます。
「・・・亜希さんが、ね」
わたしは、繋がったまま平治さんと話しました。
「ん?」
「せっかくだから、平治さんをラブホテルに誘ったら、って。たまにはいいだろうって」
「・・・まあ、亜希の差し金だったのは知ってるよ」
「え・・・わたし、そんなにわかりやすかったですか」
「いや・・・桜の渡してくれた封筒」
「あ、そういえば、あれ、なんだったんですか」
「このラブホの割引券。ラブホに関しては、あの二人のほうがよく行ってるからね。で、高志はともかく、亜希はそういうのちゃっかりしてるから、いいホテルを1円でも安くっていうのかな?
とにかく、亜希からの封筒だって言われて覗いたときに、このホテルに泊まったら? って意味だって分かったよ」
「・・・そういえば、亜希さんたちもデートだって言ってましたよ。ラブホに行くって」
「ここじゃないよね?」
「ほとんどの部屋でジャグジーとかが出るような、凄いホテルなんだって言ってました」
「・・・なるほど。桜の初めてはここがいいんじゃないかって、それが亜希の考えなんだろうね。
で、どうだい、ここの感想は」
「・・・楽しいです。もちろん、おっきなところっていうのも興味はありますけど、なんだかホッとします・・・平治さんの部屋ほどじゃ、ないけど」
「おっきなところはまた連れて行ってあげるよ。それに・・・夏休みも旅行に行くなら、ラブホじゃないところで泊まれるし」
「・・・楽しみです」
こんな会話を、胸を触られて、ゆらゆら揺れながらしていました。
その後、平治さんとわたしはお風呂の中で対面座位になりました。わたしはイキませんでしたけど、何十回かピストンを受けた後、今度は初めて外だしされました。
おなかや、胸、顔まで精液が飛んできました。自分の身体に精液を受けると、自分が平治さんのものになったような気がします。平治さんはすぐにシャワーで洗い流してくれましたけど、身体に少し残った精液の感触が、少し嬉しかったです。
物凄く気分が乗っていて、すぐに洗い流せるんなら・・・顔にかけられるっていうのも、いいのかもしれません・・・。
お風呂から上がって、わたしたちはまたベッドに戻ってきました。
「桜。今度は、どうしたい?」
「・・・平治さんの、好きなように」
「・・・さっきは僕のお願いを聞いてくれたから、桜が何を言ってもいいんだよ」
「じゃあ・・・平治さん、一度、思いっきり好きなようにやってください・・・平治さんの好きなように、桜を、愛して」
「・・・いいのかい、そんなこと言って」
「平治さん・・・いつもどこかで、わたしに合わせてくれてるでしょ? いつも、初めてのときから・・・。ホントは、さっきみたいに、後ろからとか、してみたいんじゃないですか? だから、今日は・・・遠慮しないで、桜にして。むちゃくちゃにしてもいいから」
「・・・桜・・・いいんだね、遠慮しないよ?」
こくり、とわたしは頷きました。
その頷きが終わる前に、平治さんは乱暴に口を吸っていました。舌を入れてきて、舌を絡めてきます。
そのまま、ベッドに押し倒されました。
押し倒されたわたしは、耳の穴まで舐められました。ゾクゾクして、鳥肌が立ちますけど、感じました。
次は首筋を強く吸われました。キスマークになっているでしょう。鎖骨や、脇まで舐められていきます。脇を初めて舐められたときに、わたしは悲鳴を上げましたが平治さんは止めませんでした。最後には、脇を舐められると感じるようになってしまいました。
「桜は、エッチな子だなあ」
そういって、わたしの手の指まで舐めていきます。
「桜の、綺麗な字を書く、綺麗な手」
そういって、手を愛撫してきます。家庭教師をしてくれていたときから、平治さんはわたしの字を綺麗だと褒めてくれていましたし、手も綺麗だと言ってくれていました。それからも、事あるたびにわたしの手が綺麗だと言ってくれています。
わたしの指は、一本残らず口づけされ、丁寧に平治さんの指で愛撫されていきます。自分の手が宝物のように愛されているのを見ていると、自分の手が宝石でできているような錯覚さえ覚えてきました。
次に愛撫されたのは、おへそでした。
わたしが『むちゃくちゃにして』といったのですが、おへそのときは、平治さんは指のとき以上に繊細な攻め方をしてきました。
わたしはとても不思議だったんですけど、後で聞くと、おへそは丁寧にやらないとすぐ身体の調子が悪くなるんですって。『抑えが利かない』とかいっても、平治さんは絶対にわたしに害の及ぶことはしない人なんです。
その後は、脚を愛撫されました。このころには、もうどこを触られても身体がピクピクと震える状態になってしまっていて、ちょっと撫でられただけで大きな声が上がります。
・・・大きな声は、普段は隣近所の人のことがあるので自粛しているつもりなんですけど(実際はどうだかわかりません)、ここはラブホテル。好きなだけ大声を上げても平気です。感じるままに、声をあげました。
両脚の愛撫が終わるころには、喉の調子から、かなり叫んだのが自分でもわかりました。
でも、これで終わりじゃありません。・・・アソコには、全然触れられていないんですから。
平治さんはその後アソコを広げて、指を二本挿し入れてきました。そのまま、平治さんは速いスピードで指を抜き差しします。下半身が麻痺するみたいで、たまらない感じです。
「キャアアアアア!!」
なにか、わたしはアソコから出したようでした。快感もありましたが、その変な感じでわたしは叫び声を上げました。
平治さんはわたしのアソコを見ながら、呟きました。
「・・・やっぱり、敏感だからかな。指でやれば、きっと潮、吹くと思ってたんだよね」
「しお・・・?」
わたしは何かが飛び散っているのを見ながら、尋ねました。
「聞いてるだろ? 一度くらい。女の人は、たまにアソコから潮を吹く人がいるって。ホントはうまくやれば、誰でも吹くらしいけどね」
「・・・それを、さっき、わたしが・・・?」
「まあね。・・・で、すごく感じたところ悪いとは思うんだけど、とりあえず、一度目、いいかな?」
「う、うん・・・」
本当はちょっとだけ休憩してほしいと思ったんですけど、平治さんに「好きなように」と言っていたので、わたしは頷きました。
わたしが頷くと、平治さんはわたしの脚を掴み、左右に広げてオチンチンをあてがいます。いくよ、とも何とも言わず、そのまま突き刺してきました。
「キャウン!」
犬のように声をあげましたが、平治さんは遠慮なしに突き込みをはじめます。
「平治さん・・・奥に、奥に突いて・・・」
「もっと奥がいい? よし」
そういうと、平治さんは片足を広げ、互い違いに足を挟むような格好になりました。そして、わたしの左足を上げると、グッ、と入ってきました。
「す、すごい、奥に来る・・・」
「どう?」
「すごいです・・・」
しばらくは、平治さんはその体位を続けました。そのまま、激しく突かれてわたしは2度イッてしまいました。わたしがイッても遠慮なく平治さんは突いてきて、苦しい感じがしましたが、わたしは黙っていました。そのあと、しばらくしてから平治さんはわたしを四つんばいにさせました。
ベッドの上でバックを求められるのは、ほとんど初めてです。
「桜・・・ちょっと、ゴメンね」
「え、何するの? イヤッ!??」
平治さんは一言断りを入れると、わたしの両手を取り、お尻の上で掴みました。顔を手で支えることができなくなり、胸と顔をベットに擦り付けている状態です。身体の自由が全然利かないので、物凄く不安になってきました。
それなのに、そのまま突き入れられます。
まるで身動きが取れない体勢です。そんな中で、平治さんが突いてきます。
「あああ・・・平治さん、平治さん・・・」
不安から、必死に平治さんの名前を呼びます。でも、胸を擦られて、顔をこすりつけ、アソコに平治さんを咥えていると、たまらない気分です。
「あああ・・・なんだか・・・わたし・・・・このままイキそうです・・・・・・うう・・・」
「桜・・・??」
わたしが思わず「イキそう」と言ったせいか、平治さんはわたしの名前を呼びかけました。でも、それからすぐにスピードを落として、平治さんはオチンチンを抜いてしまいました。
「あああ・・・なんでえ・・・??」
イキそうだったので、少し物足りなさを覚えます。でも、あのままイッていたら、どうだったでしょうか。
「・・・ゴメン、桜。僕はやっぱり、あんまり桜に酷いことできないみたいだ。ムチャクチャにするっていっても・・・ブレーキが掛かるみたい。
あんまり桜が可愛そうな声を出すから、止めちゃった」
そう言って、キスをしてから、正常位で平治さんは入ってきます。
「ああ・・・平治さん・・・やっぱり、こっちがいい」
「僕もだよ、桜。・・・このまま、いい?」
「うん・・・もっと突いて。このまま、一緒にいって」
平治さんがスピードを上げました。わたしたちは、抱きしめあったままで絶頂を迎えました。
゚・*:.。. .。.:*・゜
「・・・桜・・・まだ、いける?」
「・・・まだ、大丈夫」
平治さんは、そのまま、また動き始めました。
「すごい・・・抜いて、ないのに」
「今日は、特別だよ。・・・ねえ、みてごらん? 桜のここ・・・凄いよ」
「え・・・いやだ、ホント」
そっとアソコを見ると、平治さんのものやわたしのものでアソコが泡だって、ひどい光景です。それに、匂いも。
「なんか・・・ずっとしてると、こういうのでも興奮しちゃうけどね」
「あ・・そんなに早くしたら、桜、またイッちゃう」
「いいよ。何回でも、イッて。みててあげるから」
そのまま、わたしは何度もイカされました。最後は記憶がありませんが、終えたときには全身をピクピクさせて痙攣していたそうです。さすがに攻めすぎた、と平治さんも反省していました。
翌朝は、少しお互いお寝坊になりました。もともとが早いので、チェックアウトの時間に遅れるとか言うことは全然ありませんでしたけど。
その日も、わたしの朝は平治さんとのキスで始まりました。
「それにしても・・・平治さん、いったいどこが弱いんです? 絶倫じゃないんですか」
「・・・かなり無理してるし、イクの自体は早いほうなんだよ。・・・というか、僕今日、なんだか頭も身体も重いよ・・・」
「わたしも、腰が重いです・・・」
チェックアウトするころには、お互い疲れが出てきていました。・・・Hって、やりすぎはホント、疲れちゃいます。
でも、こんなに疲れきって、ドロドロになるまで愛し合ったのは、このときが初めてです。・・・ものすごく、満足しちゃいました。
「やっぱり、場所を変えるといいでしょ。すっごくがんばったみたいね、桜ちゃんも」
「やだ・・・分かります?」
「そりゃあ、それだけ満足げな顔してれば」
「じゃあ、亜希さんも、がんばったんですね。顔、満足してるって感じですよ?」
「そうね・・・昨日は思いっきり、がんばったわね」
「ホント、たまにはいいですね。でも、毎日アレだと・・・たぶん、そのうちお互い倒れちゃうかもしれませんから、無理ですね」
「だからラブホには毎日通えないのよ。そんなことしてたら、腎虚で入院ね」
「腎虚って?」
「・・・簡単に言ったら、ヤリすぎで体調が悪くなることよ」
その日、平治さんは『腎虚』で全部の講義を欠席していました。なんだか頭も重いと思っていたら、風邪を引いていたみたいです。
呆れた亜希さんと、わたしで看病をして、熱が下がったのが2日後のことでした。
ちなみに、寝込んでいる平治さんを看病しにいったときの亜希さんとわたし、平治さんの会話は・・・。
「桜ちゃんが魅力的なのは分かるけど・・・ほどほどにしなさいよね」
「もとはといえば、亜希のせいじゃないか」
「・・・そんなことより。ラブホ代、まさか桜ちゃんと折半になんかしてないでしょうね。桜ちゃんは初めてなんだから、ちゃんと奢らないとダメよ」
「出したに決まってるじゃないか」
「・・・わたしは、出しますって言ったんですけど。何か、奢るっていって聞いてくれなくて」
「まあね・・・平ちゃんとわたしは、どんなときでも大抵デート代折半だったんだけどね。ま、高校にいたころは金なしだったし、今思えばしょうがないとは思ってるけど」
「それなら、納得ですね。でも、わたしもデート代とかは折半の方がいいんじゃないかと思いますよ? 悪いですもん」
「・・・桜ちゃん、そんなに所帯じみてどうするの? そんなんじゃイイ女になれないわ」
「亜希・・・あんまり桜に妙なことを吹き込まないでくれ」
「・・・なによ、わたしのおかげでイイ思いできたのに、文句つける気?」
大声を上げた亜希さんに、平治さんは耳をふさぎました。
「・・・あー、もうどうでもいいや・・・僕、ちょっと疲れるし、寝るよ・・・」
そしてそのまま、平治さんは夢の中へ。
「・・・なによ、この張り合いのなさ。つまんないわ」
「亜希さん・・・平治さんを看病しにきたんじゃかったんですか?」
こうして、わたしのラブホテル初体験は、・・・平治さんの風邪の件も含めて、とっても楽しいものになりました。これも、亜希さんと平治さんのおかげですね。
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