先月、アタシは元カレに犯されました。レイプでした。
そのせいで妊娠して、子供を下ろすハメになりました。中絶費用は全部アタシ持ちです。親にも言えませんでした。
警察にはちゃんと被害届を出しました。
けれど、そこで出てきた男の刑事さんはまるで取り合ってくれませんでした。
告訴とかもしてみようと思っているんですけど、友達からはあまり期待しない方がいい、みたいなことも言われています。
・・・レイプされて初めて知ったんですけど、レイプって、親告罪なんですね。アタシが告訴しないと、相手を罰してもらえない。「被害者のプライバシーを守るためだ」って、何かで聞きました。
でも、男の刑事さんなんかは酷いことを言っていました。「ヤラれて感じるような女もいるから、全部罪になってたら大変でしょうがないだろうが。だから親告罪なんだよ」みたいなことを平気で言ったんですよ。男にレイプされたアタシの目の前で。・・・それって、全然違うと思います。
とにかく、アタシの話を聞いてください。
警察に行ったときに対応した男の刑事さんは、「アンタの態度を見たら誰でも合意があったと思うんじゃないの」、なんて言ってきました。でも、誓っていえます。アタシ、元カレにしてほしいなんて思ってなかったんです。
・・・アタシが、本当に悪いんでしょうか?
元カレの秀樹とは、もう3ヶ月も前に別れてたんです。
秀樹はもともと浮気性で自分勝手でした。付き合っているときから、秀樹は浮気や自分勝手な行動を繰り返していました。アタシはいつもそれに振り回されていました。
そして、最後にはそういう積もり積もった不満が爆発して別れたんです。
別れて2ヶ月くらい過ぎたとき、アタシを好きだっていう人が出てきたんです。頼りなさそうな人でしたけど、秀樹なんかよりはずっとまともそうでした。
それから、彼と会う回数は少しずつ増えました。アタシも少しずつ彼のことが分かり始めました。この人となら、きちんとおつきあいできるかもしれない・・・そう思い始めた頃に事件は起こりました。
その日の夜10時を回った頃でした。チャイムが鳴ったんです。
こんな夜更けに誰だろう・・・そう思ってドアを開けました。客は、酔っている秀樹でした。
「今晩泊めてくれないかなあ?」
アルコールの臭い息で、秀樹はそんなことを言いました。アタシは嫌だと言って、扉を閉めようとしたんです。でも、秀樹は足をドアに挟みこんで強引に部屋に上がりこんできました。
「ちょっと、出てってよ! アタシたち、もうそんなつきあいじゃないでしょ!」
「いーじゃねえか、どーせお前も新しい男なんかいねーんだろ? ケケ」
そういって、聞かないんです。
「酒ないの?」
「アタシの部屋にそんなのあるわけないじゃない」
「まーだ怒ってんの? いーじゃん、買ってきて」
「嫌よ、とにかく出て行って」
アタシは何度もそう言ったんですけど、秀樹はまるで聞いてくれませんでした。
強引にでも、外に出せばよかったんでしょうか? でも、秀樹はすぐに暴力を振るうんです。外に追い出そうとしたら、アタシがぶたれるに決まってます。だから、強引なことはできなかったんです。
「それにしても、お前、相変わらずシケた女だよなー。もうちょい色っぽい格好しろよ」
「ほっといてよ、とにかく、帰って」
「お前みたいな女、だーれも相手にしないよな・・・お前も、溜まってんじゃないの? 一人でやってんの?」
「どうでもいいでしょ、そんなこと。もう帰ってってば」
「ムキになんなよ。やっぱ溜まってんだろ? ・・・ひさーしぶりに、俺が抱いてやるよ・・・ありがたく思えよ」
「ちょ、ちょっと何すンの? 止めて頂戴」
秀樹は酔った臭い息で、アタシの口にキスしてきたんです。アタシは嫌でたまりませんでした。
秀樹は床にアタシを押し倒して、無理矢理キスを続けます。アタシは秀樹の肩を思いっきり叩いたんですけど、仰向けにされているせいか、あまり力がこもらないんです。
「ここが感じるんだよな・・・まあ、気持ちよくしてやっからさ」
そういって、秀樹は首筋を舐めるんです。・・・付き合ってきて何度も身体を重ねたせいか、秀樹にはアタシの弱点がわかっているんです。
押し倒された初めの頃は抵抗できたんですけど、アタシ、秀樹と別れてからはまだ誰ともエッチをしてなかったんです。秀樹と別れてから告白してくれた彼には、まだ抱かれていませんでしたし。
「男に飢えていた、男日照りの女・・・」というのはあの刑事さんのセリフです。でも身体が久しぶりの快感を求めていたのは・・・本当です。
首筋を攻められて、だんだん抵抗できなくなってきたんですけど、それでもアタシ、こんな男に抱かれたくはなかったんです。圧し掛かってくる身体を押しのけようとして、手で押したりもしたんですけど、女の力ではびくともしませんでした。
「お前も、感じてんだろ? 感じてるんならイイよな?」
「・・・っ、良くない、止めて、止めてってば!」
「まだ言うのか? いい加減諦めろって」
そういうと秀樹は強引に服をはだけました。酔っているから強引です。ブラウスのボタンは2つも飛んでいきました。ブラジャーは押し上げられて、くしゃくしゃになりました。
秀樹の胸の揉み方は乱暴でした。思いっきり掴んできたんです。大して上手いわけじゃありません。でも、久しぶりに胸をもまれてると、どうしても・・・少しは感じてしまうんです。
警察に行ったとき、アタシはこういう恥ずかしい供述を延々させられました。それも男の刑事さんに向かって、です。
刑事さんはそれを聞いて少し顔がにやけていました。「やっぱり合意があったんじゃないの」と顔に書いてありました。
男の人だって・・・好きでもない女の人の裸を見ても、勃つって言うじゃないですか。でも、勃つからって合意があるわけじゃないでしょう? なのに、どうして女だけ、こんなことで合意があるなんて言われなきゃならないんですか?
・・・話を戻しますね。
とにかく、声を我慢しているアタシを見て秀樹はせせら笑いました。
「やっぱヤリたいんだろ? 遠慮すんなって」
「・・・イヤよ、やめて・・・」
止めてほしいのは本当でした。でも、身体には力が入らないんです。
「嫌がってるフリしてるけど、感じてんだろ、声あげろよ」
「イヤだって・・・いってるでしょうっ!」
「しょうがねえヤツだな・・・」
秀樹はアタシのショーツに手を伸ばしてきました。
「イヤ! 触らないでよ!」
「嬉しがっといて、今更そんなこというなよ」
秀樹は強引にアタシのショーツを脱がせました。必死に抵抗したつもりですけど、最後には脱がされてしまいました。
秀樹はアタシのアソコに手を伸ばして、触ってきました。
「なんだ・・・濡れてんじゃん。期待してたんだ」
「バカ言わないでよ、ダメ、やめて」
そんな声も聞かず、秀樹は顔を股間にうずめてくるんです。クンニなんてされたら・・・感じてしまいそうで、アタシは恐ろしくなりました。
止めて、と声をあげるんですけど、とうとう秀樹の舌がアタシのクリをとらえてしまいました。それだけでビクリ、と全身が震えてしまいます。
「すげえ感じてんじゃん・・・」
そういって秀樹は脚を広げたまま舐めたり指を入れたりしてくるんです。
「ダラダラだぜ。溜まってたんだよな、あーすげえ」
「やめて・・・おねがい・・・・やめて」
感じたくないのに、感じさせられてしまう。溺れされられてしまう。脚を閉じることもできないまま、アタシはなすがままでした。
「うっ・・・あっ・・・ああん・・・」
感じてしまう、アタシの身体。悲しすぎて、涙がこぼれました。
「泣くほど気持ちいいのか? やってよかっただろ?」
言ってなさいよ、このバカ。そう思っても、言い返せないほどアタシは感じてしまっていたのです。
ようやく愛撫が終わったと思うと、秀樹は赤黒いオチンチンを出してました。
「いれて・・・やっからな・・・」
ハッと気づいて、アタシは悲鳴を上げました。そのままなんとか後ずさって、挿入されないようにしようとしたんです。
「やめて・・こないで」
「今更何言ってんだよ。涎垂らしてお前のオマ○コも待ってんじゃねえか」
「い、入れないで」
しかし、秀樹はアタシの腰を掴むと、有無を言わさずオチンチンを打ち込んできました。
アタシはとうとう、犯されました。
抵抗しようとするのですが、腕を床に押さえつけられていてどうすることもできません。何度も何度もアタシの中に秀樹が出入りしてしまいます。
感じたくない、感じちゃダメだ、そう思うんです。けど、そう意識すればするほど、よけいに気持ちがアソコに向いてしまうんです。腰を動かして、脚を動かしてみるんですけど、アタシのアソコは秀樹のソレを咥えたままなんです。
そうしているうち、アタシはみるみる感じてきました。
「アン、ハン、ファン・・・イヤ、アン、アン」
そして、ふと犯されているのにイキそうになっている自分に気づきました。恐怖を感じました。
「・・・イキそうなんだろ? イケよ。イカせてやっからよ」
そういって、秀樹は腰を振るスピードを速めてきます。
「イヤ、イキたくないの、抜いて、やめてー!!」
「イクんだよ、お前は。久しぶりなんだろ、イッちまえよ・・・イキそうなんだろ?」
そんなことを耳元で言われ続けて、どうにかなりそうでした。
そして、アタシは腕を押さえつけられて、組み伏せられて、無理に挿入されたままイカされてしまいました。
「ギャアアアアアァァァァ! イクゥゥゥ! アタシ、イキたくない、イカせないで、イク、ああああああああぁぁぁぁぁぁ!」
きっと、叫び声をあげていたと思います。
そして、アタシがイッたあとも、秀樹は何度かピストンをしました。
秀樹がウッと呻いて、全部アタシのなかに吐き出してきました。避妊なんかしていません。中出しです。
・・・そのときにはイッたばかりで、もう抵抗するだけの力も残っていなかったんです・・・。
犯されてぐったりしているアタシをよそに、秀樹はそのまま寝てしまいました。お酒が入っていたからでしょう。
・・・無理矢理犯されて、感じさせられて。殺してやろうか。
そう思いましたけど、割に合いません。アタシにできたのは、汚れた身体と股間をシャワーで洗い流すことだけでした。そのままアタシは友達の家に行って泊まりました。
アタシがその日何があったのか、ずっと黙っていました。友達にレイプのことを話せたのは、3日も後のことでした。・・・友達の勧めで、病院に行って、その後警察に行きました。
でも、お話したとおり、警察の中年刑事は何もまともに取り合ってくれません。合意があったんだろうとか、感じたんだろうとか。イヤだったんなら、もっと早くこられたはずだろう、なんていうんです。・・・イヤでショックを受けたから来るのが遅れたのに、そんな言い草がありますか。
病院の方にも、文句を言われました。もっと早く来ていたら、アフターピルが処方できたのにって。・・・文句じゃなかったのかもしれませんけど、アタシにはそうとしか聞こえませんでした。
そして2ヵ月後、アタシの妊娠が分かりました。その病院で、アタシは妊娠中絶を受けました。
・・・何もかもどうでもいいと思えてきます。警察も病院も、アタシの味方なんかじゃないって思いました。今はもう、実家に戻るか、遠くに引っ越すか、とにかくここから離れることを考えています・・・。
あれ以来、自分の部屋に戻っていません。秀樹にも会っていませんし、アタシに告白してくれた彼とも連絡をとらないようにしています。
親告罪は親告罪で正しいです。
ここでいう親告とは、自ら告げるという意味です。申告でも意味としてはとおるように思われますが、他人が告発しただけでは親告罪は起訴できません。やはり親告という文言が正当です。
感想・誤字等はこちらまで。
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