沙織の子供は小学2年生になった。
地域の子ども会の行事に参加することも、親の務め。パートの仕事をうまく調整し、沙織は面倒に思いながらも七夕の準備に参加することになった。
準備会場に行ってみると、大きな竹を一人で運んでくる男がいた。
「おや、ゆかりちゃんのお母様ですか? このたびはどうもご無理を言いまして済みません」
「いえ、そんな・・・」
子ども会の行事にほとんど参加した覚えのない沙織には、この筋肉質の男が誰の父兄なのかが分からない。なんとなく、罰が悪かった。
そんなことを知ってかしらずか。男は先に名前を名乗った。
「わたし、良彦と申します。瀬川竜平の父です」
「あら、竜平君の?」
竜平のことは、沙織も知っていた。小学5年生だが、なかなかハンサムで何かを感じさせる。
でも、あれほど細い身体をしている竜平の父が、これほどの筋肉質の身体を持っているとは不思議だった。「竜平のことをご存知でしたか、嬉しいですね。どうも、子どものことになると、自分のこと以上に嬉しくて。
沙織さんのような美人に覚えていられるとは、息子もなかなかですね」
「え、・・・いえ、そんな」
『沙織さん』『美人』と呼ばれて、沙織は思わず赤面した。
結婚して以来、沙織は『お前』でしかなく、『沙織』と名前で呼ばれることは少なかった。それに、『美人』だといわれたのは学生時代に合コンをしたとき以来ではないか?
そんな沙織の心の動きをよそに、良彦は屈託なく笑みを浮かべ、また後ほど、と去っていった。
七夕の行事はその日の夜に始まった。
最近は子どもも塾で忙しい。こんな行事を開く必要性があるのかしら、そう思った沙織だったが、やってきた子どもたちはそれなりに楽しそうだった。
子どもたちはみな、短冊に願い事を書いてつるしていく。ふと、愛娘のゆかりがどんなことを書いているのか気になった。沙織は、七夕の飾りを眼を凝らしてみていく。
しかし、短冊を見ても、どこにも名前が書かれていない。いや、全部の短冊に、名前など書いていないのだ。
それを見ていた良彦が言った。
「ここはみんな、名前を書かないんですよ。変でしょうけど、なんかそういうことになってるみたいですよ」
「そ、そうなんですか」
はじめてこの地域の七夕に出る沙織は、そんなことも知らなかった。
「でも・・・だから、我々大人も短冊に願い事を書いて、大っぴらにつるしておけるって訳です」
「・・・ふーん、そう、ですね・・・」
良彦がその場から立ち去った。
沙織はちょっとした悪戯をするようなつもりで、短冊に願いを書いた。どうせ、誰にもばれないんだから。
<素敵な恋が、したいです>
子どもばかりのなかでは不釣合いだったかもしれないが、まあ一枚くらいこんなのがあっても自分のものだとは気づかれないだろう。
七夕会は無事終了した。
良彦が力仕事を終えて、こちらに歩いてきた。隆々とした筋肉は、やはり男らしさを感じる。
「いかがでしたか? 七夕は」
「久しぶりでしたけど・・・楽しめました」
「子ども会も大分人数が減りましたが・・・大人だって、子どもみたいなものなんですよ」
「・・・そうかも、しれませんね」
二人は、降るような星空を見上げた。
「ところで、沙織さん。短冊に、お願い事を書きましたか?」
「え・・・ええ。一応」
「そうですか。じつはね、僕も書いたんですよ」
「え、どんな?」
「じゃあどうです? これだけある短冊の中から、それを当てるっていうのは?」
「えー・・・そんなの、ちょっと・・・」
「まあまあ。僕も沙織さんのを当ててみせますよ」
「無理だと思いますよ。でも、やってみましょうか」
沙織は5本もある竹につるされた短冊を一枚一枚見た。でも、なかなかそれらしいのは見つからない。
あきらかに子どもが書いたようなものはいいのだ。でも、たまにある大人のような字のものは、わからなかった。
良彦も、どこか嬉しそうに短冊を見ている。・・・自分の短冊を見られたら恥ずかしいと思いながら、沙織は探していた。
そうするうち、良彦は声をあげた。
「あ、沙織さん、沙織さんのはこれじゃないんですか?」
「え・・・どれです?」
良彦が手に持っていたのは、まさに自分が願い事を書いた茶色い折り紙の短冊だった。
「あ・・・それです」
「ふーん・・・ちょっと、見てもいいですか」
そういって、良彦は短冊の文面を読む。沙織は、人妻の自分が書くにしては恥ずかしい文面を読まれてしまって、顔を真っ赤にした。
「・・・奇遇ですね」
「え?」
「いや、僕のはそっちの青いヤツなんですが」
「これ、ですか」
沙織はそれをめくった。
<素敵な恋にめぐまれますように>
沙織は、奇妙な感覚にとらわれた。
「・・・なにも、七夕でお願いしなくても・・・かなうような気がしませんか、これ」
良彦がそう漏らした。
沙織はそれがどういう意味なのか、なんとなくわかった。でも、否定する気にはならなかった。
「そうですね・・・」
「わたしのお願い事・・・いま、かなったような気がしますよ」
「・・・・・・」
「沙織さんは、どうですか」
「・・・わたしのも・・・・かないました」
それを聞いて、良彦はゆっくりと沙織を抱きすくめた。硬い筋肉と、男の体臭。沙織はくらくらした。
そして、満天の星の下、ふたつの影はゆっくりと重なった。
暗い夜の闇で、二人は口づけを交わし、腕を互いの身体に絡ませていった。
良彦は荒い息を沙織に吐きかける。
沙織はどきどきして、良彦の腕の中で逆らわずにいた。
暗闇で良彦は沙織の胸をはだけさせ、吸った。
「あん」
沙織はたちまち愛撫に夢中になった。
沙織が夢見心地になったときに、良彦は愛撫を止め、沙織を見つめた。
どうするのだろう、沙織がそう期待したとき、良彦は立ててある竹の一本を指差した。それに沙織の手をつかせて、お尻を出させた。
沙織は素直にそれに従う。
良彦は沙織の下着を下ろし、中の性器に触れた。直接的で、生々しい触れ方だった。
熟れた大人の女性である沙織は、そうした触れ方にかえって快感を覚えてしまった。とろりとした愛液が沙織の表面を潤していった。
やがて、良彦の太くて節くれだった指が、沙織の女陰に挿し入れられた。セックスレスの沙織には、7年ぶりの異物だった。蜜が溢れ、たちまち良彦の指を浸した。
良彦は自分の大きな怒張を沙織に見せた。夫の貧しいそれとは比べ物にならない怒張だった。沙織は引き寄せられるように肉棒に近づき、ぱくりと咥えた。そのまま、ゆっくりと沙織は良彦に奉仕した。
作業で汗をかき、においのついた男根。しかし、においさえも快感だ。フェラをするのは、10年ぶりくらいだろうか。夢中で沙織は良彦をほおばった。
「う・・・凄い・・・」
良彦の口からは、男性の色っぽい吐息が漏れた。
沙織はそれを聞いて喜び、ますますフェラに熱を込めた。
「・・・そろそろ・・・沙織さんの中に・・・」
「・・・我慢できない?」
「沙織さん、うますぎるから・・・」
「もう・・・満足させてくれなきゃ、嫌ですよ」
そうして良彦は、後ろから沙織を貫いた。力強いストロークが沙織を襲った。
「がはっ・・・・イイッ・・・」
セックスレスの間に、沙織は30代になってしまった。しかし、その方が女は熟れ、身体はセックスを求めるのだ・・・沙織の身体は久方ぶりに訪れた怒張を主人と認め、盛大に歓迎した。愛液が噴き出て、襞が蠢き、子宮がゆっくりと良彦の肉棒に接近する。
良彦もそうした沙織の変化に気づいていた。自分が沙織の身体を支配していることを示すために、さらに大きな腰で膣を擦る。
沙織は白い喉を上げて、快楽を訴えた。
「いやあああ・・・・ヘンに、ヘンになる!」
そして淫らなヒップは良彦の腰に同調して動き、さらに快楽を求めていく。
夜の闇で、白い胸と尻をむき出しにした女が、夫でもない男性に身を任せていた。
やがて、黒い夜空に沙織に悲鳴が轟いた。
「アアアアアアアアッ!! イクッ!」
「グウウウッ、クッ、ああ!」
良彦も、たまらず沙織の中で射精を始める。
沙織の膣は素晴らしい締め付けで、良彦の肉棒を締め上げた。良彦はそれに耐えられず、外出しをする間もないままに暴発してしまった。
沙織の膣内では、何年ぶりかに訪れた男の子種を逃がさないように、激しい締め付けが起こっていた。良彦の怒張も、この熟れきった女肉に精液をしみこませるために、もっとも奥で精液を放っていた・・・。
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