萌雀掲載作品。
(注:本作品は、いわゆる『耳』シリーズとは何の関係もありません。登場人物は、何かの偶然で現れた同姓同名の別人でありましょう、きっとw
ていうか、『耳』の読者の皆様は、主人公2人のイメージが壊れないようにお願いしますです。m(__)m)
でも・・・。
「夏と言えば、フワフワの、ケモノ耳が流行りなんだよっ、そう思わない? 文子さん」
「・・・言いたいことは、それだけかしら?」
「フワフワケモノ耳、いいよぉ、ただのエルフ耳より触り心地いいし、萌えるし。
ほら、このクスリを呑めばすぐにケモノ耳になれるってさ」
「で、このクスリをどうしろと?」
「呑んで」
1分後・・・
「おおー、萌える萌えるっ」
「・・・い、いいい、言いたいことは、それだけ?」
「うん」
文子の頭の上には、白くてふさふさのケモノ耳が生えていた。
「わたしをこんな耳にして、随分嬉しそうねえ?」
「うーん、エルフ耳もいいけど、こっちの方が」
文子は俯き、プルプルと握った拳を震わせた。
そして・・・、
「わたしで遊ぶんじゃないっ!! もう、ぜ、絶交よっ!!!」
ばちーん、と頬を張られ、博也は文子の部屋から蹴りだされた。
「この耳、いつになったら直るのかしら・・・いつもの耳より恥ずかしすぎるわよお・・・」
文子は鏡の前で途方にくれた顔をした。
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